「4月こと座流星群」がピーク 今夜からあす23日明け方が観測チャンス
今夜からあす23日の明け方にかけて「4月こと座流星群」がピークを迎えます。数は少ないですが、月明かりの影響もなく好条件です。今夜は晴れる所が多いので、深夜に空を見上げてみてください。
●「4月こと座流星群」が今夜ピーク
「4月こと座流星群」が、今夜ピークを迎えます。国立天文台によりますと、こと座にある放射点が空高く昇るきょう22日の午後11時頃から翌朝までがおすすめの観察時間帯とのことです。
毎年数はそれほど多くはなく、1時間に数個程度ですが、今年は月明かりの影響がないので、観測条件は良いといえそうです。
●今夜は絶好の観賞日和 寒さには注意
今夜は高気圧に覆われて、晴れる所が多く、星空観賞にはピッタリな天気となるでしょう。北海道では日付が替わってから一部で雪や雨が予想されるので、早めの観賞がおすすめです。
各地、寒さあには注意が必要です。あす23日朝の最低気温は北海道や東北で3℃前後と霜が降りるくらいの所があり、関東~九州も10℃以下の所が多いでしょう。各地で冷たい風も吹きそうです。
厚手の上着やマフラーなど、しっかり着込んで星空を楽しんでください。
●流れ星 見つけるコツは?
流れ星を見つけやすくするには、以下の4つのポイントがあります。
①できるだけ、街灯など人工の明かりが少ない場所を選びましょう。人工の明かりが多いと、その明るさに邪魔をされて暗い流れ星が見づらくなり、見ることのできる流れ星の数が少なくなってしまいます。
②できるだけ空が広く見渡せる場所を選ぶことも重要なポイントです。
③空の広い範囲に注意を向けるようにしましょう。放射点の方向にはこだわる必要はありません。流星群は、放射点(流星の軌跡を逆向きに延長したときに通る点のこと)のある方向だけに出現するわけではなく、夜空のどこにでも現れます。空をより広く見渡しているほうが、より多くの流星を捉えられる可能性が高くなります。
④ただし、月のある方向を正面にして観察するのは避けたほうがよいでしょう。月明かりに邪魔されて、暗い流れ星が見えなくなってしまいます。