北海道の週末の天気 記録的な高温の3月から一転 季節が逆戻り?
いよいよ明日から4月。4月最初の北海道の週末は、晴れ間の出る所が多いでしょう。ここ最近は気温が続いていましたが、季節が逆戻りしたような寒さになり、雪の降る所もありそうです。明日1日から明後日2日にかけての天気と気温を詳しく解説します。
●全道的に3月の記録更新か
3月の北海道は、各地で高めの気温が続き、昨日(30日)までの月平均気温は、札幌で4.8度、旭川で2.3度、函館5.2度、釧路2.3度など、全道各地で3月として最も高くなっています。今日(31日)も平年より高めの気温となっているため、このまま3月の新記録となりそうです。
●1日土曜日の天気 一部で冬が戻ってきそう
1日土曜日は、日本海から高気圧が張り出す一方で、東海上には低気圧があり、道東方面を中心にこの低気圧の影響を受ける見込みです。上空には寒気が流れ込みます。
道北や道東方面を中心に雲が広がり、道東方面では時折雨や雪の降る所がありそうです。知床半島周辺や山沿いの地域では雪が強く降る恐れがあり、今夜から明日にかけて降る雪の量は、多い所で10センチから20センチくらいとなりそうです。積もるのは局地的で、かつ一時的ではありますが、路面状況の変化などには十分注意してください。
日中の気温は、太平洋側は広く10度前後で、平年より3度ほど高い所が多くなるでしょう。しかし、日本海側やオホーツク海側では北よりの冷たい風が吹き、日中でも5度くらいにとどまる見込みです。これまで二桁の気温の日が多く、暖かかっただけに、急に寒くなったように感じられそうです。
●2日日曜日の天気 各地で外出日和も、引き続き空気は一部でひんやり
2日日曜日の北海道付近は、高気圧に覆われる見込みです。
全道各地で晴れて、澄んだ青空の見られる所がほとんどとなるでしょう。全般に風も弱く穏やかに経過し、外出や屋外での作業などにもよい日和となりそうです。
気温は広い範囲で平年より高く、最高気温は10度前後の所が多くなるでしょう。しかし、北よりのひんやりとした風が吹きつける宗谷地方からオホーツク海側にかけての地域では、日中でも5度を下回る所がありそうです。日差しがあっても、外出には暖かい服装を心がけ、日ごとの寒暖差によって体調を崩さないよう注意してください。
なお、オホーツク海側や宗谷地方周辺でも、週明けには暖かい空気が流れ込みやすくなり、日中は再び10度くらいまで上がる日が多くなりそうです。