きょう8日、九州から東北まで20℃前後まで気温が上昇し、各地で4月並みの暖かさに。中には5月並みとなり、まるで初夏の陽気も。あす9日以降も、最高気温は20℃前後が続出し、最低気温もこの時期としてはかなり高い日が続く見込みです。

●きょう8日 4月から5月並みの暖かさ

きょう8日(水)は、各地でよく晴れて、4月から5月並みの季節外れの暖かさとなっています。

午後2時までの最高気温は、仙台市で20.1℃まで上がり5月中旬並みとなりました。
仙台市では1927年の統計開始以来、3月上旬までに20℃以上になった記録は過去2回のみで、きょう20℃以上になったのは、約100年間で3回目となる記録的な暖かさとなりました。

東京都心で21.3℃、金沢市で20.4℃、名古屋市20.8℃、大阪市19.4℃、福岡市で20.9℃など、上着が邪魔になるくらいの暖かさです。

日が暮れる頃には、羽織るものが欲しくなるくらいになりますが、夕方でも比較的暖かく感じられそうです。

●季節外れの暖気 北日本まで流入続く

今は3月上旬なのに、4月並みや5月並みの暖かさとなっている理由は、たっぷりの日差しに加えて、南から暖かい空気が流れ込んでいるためです。

上の図は、あす9日(木)午後9時の上空1500メートル付近の暖気の予想図です。
きょう8日(水)に続き、あす9日(木)も0℃の線が北海道にかかるくらいまで北上しています。

10日(金)にかけて、平年に比べて北日本では10℃以上、東~西日本では5℃から10℃程度高い暖気の流れ込みが続くでしょう。

●最低気温も高い日が続く

気温が高いのは、日中だけではありません。
あす9日(木)も朝から気温が高く、多くの所で最低気温は4月並みとなるでしょう。
10日(金)朝は雲に覆われる所が多く、関東から九州にかけて朝から2桁で10℃以上になりそうです。

季節外れの暖かさは、週末にかけて続く所が多い見込みです。
スギ花粉がピークを迎えていて、花粉が大量飛散しやすい状況が続きますので、花粉症の方は万全な対策でピーク期を乗り切ってください。

また、雪の多い所では雪崩が発生しやすくなります。融雪による洪水などにもご注意ください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士