関東はきょう18日(水)は晴れ間がでて、日中は厳しい寒さが和らぐでしょう。今週末以降は強い寒気が入り、厳しい寒さに。寒気が居座る中、23日(月)頃は南岸低気圧の影響で、冷たい雨や雪が降るため、注意が必要です。

●きょう18日(水)の日中は寒さ和らぐ

きょう18日(水)は、関東は雲は多めながらも日中は日差しが届くでしょう。

最高気温は12℃前後で、昨日より4℃くらい高くなりそうです。3月上旬並みの所が多く、日中は厳しい寒さは少し和らぐでしょう。日差しが心地よく感じられそうです。

20日(金)にかけても日差しが届き、日中は比較的暖かいでしょう。ただ、21日(土)以降は日本列島に強い寒気が流れ込み、厳しい寒さになりそうです。東京都心でも最高気温は10℃に届かなくなるでしょう。

●23日(月)は南岸低気圧の動向に注意

寒気が居座るなか、注意が必要なのが23日(月)です。23日(月)は本州の南岸沿いを低気圧が進む予想です。

時に関東に雪をもたらす南岸低気圧。23日(月)はまだ予想に幅があるような状況ですが、関東の平野部でも広く冷たい雨や雪が降り、積雪となる恐れもあります。普段、雪にあまり慣れない地域で積雪となると、交通機関が大きく乱れる可能性があり、注意が必要です。低気圧の位置や発達具合、寒気の強さによって雪のエリアが変わる可能性がありますので、最新の情報をチェックしてください。

●南岸低気圧の進路 関東の天気はどう変わる?

関東の天気は、南側の沿岸部を進む「南岸低気圧」の進路次第で、大きく変わります。パターンは3つ、挙げられます。

① 南岸低気圧が八丈島の北を進む場合、関東には低気圧の降水域がかかり、暖かい空気も流れ込みます。そのため降るものが雪ではなく、雨になりやすいのです。
② 南岸低気圧が八丈島の少し南を進む場合、関東には降水域がかかる一方、北から冷たい空気を引き込みます。そのため雪が降りやすく、時には大雪になるのです。
③ 南岸低気圧が八丈島の南を進む場合、降水域そのものが、関東の陸地まで届かず、雪も雨も降らないことが多くなります。ただ、冷たい空気が南下するため、関東では、雲が広がりやすくなるのです。
南岸低気圧の進路と八丈島の位置関係は、関東の雪を予報する目安の一つではありますが、決め手はこれだけではありません。関東で大雪になるかどうかは、低気圧の発達度合い、進む速度、気温の低下、湿った空気の流れ込みなどで変わります。(①のように雨でも、降り方が強まると、周囲の空気が冷やされて雪に変わることもあります。)関東では、普段、雪にあまり慣れていないため、最新の天気予報などをこまめに確認し、雪が予想される場合は、早めの対策を心がけてください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士