24日頃、強い寒気が流れ込むでしょう。2016年1月24日、鹿児島県名瀬で115年ぶりに雪が降り、沖縄県名護や久米島でみぞれを観測した時と同じくらいの寒気が流れ込む可能性があります。

●18日~24日 度々冬型の気圧配置に 24日頃は西回りで強い寒気流入

向こう一週間は、度々冬型の気圧配置になるでしょう。23日から24日頃は、特に暴風や大雪に警戒が必要になる可能性があります。

あす18日と、20日から21日は、冬型の気圧配置になるでしょう。季節風が吹き、日本海で発生した雪雲が、北海道から中国地方に流れ込む見込みです。発達した雪雲がかかるのは、山沿いが中心です。20日から21日は、北海道や東北の日本海側を中心に広く荒れた天気になり、暴風が吹く所もある見込みです。

22日は、気圧の谷が西から近づき、広く雨や雪が降りだすでしょう。

23日は、日本海と本州の南をそれぞれ低気圧が通過し、そのあと、24日にかけて、再び冬型の気圧配置になる見込みです。18日と20日から21日の冬型の気圧配置の時と違う点は、強い寒気が、西回りで流れ込むことです。
どれくらいの寒気が流れ込むか、予想にはまだ幅がありますが、上空5500メートル付近で、マイナス42℃以下の寒気が北陸付近まで流れ込むことを予想しているモデルもあります。

過去に、2016年1月24日、西回りで強い寒気が流れ込み、鹿児島県名瀬で115年ぶりに雪が降り、沖縄県名護や久米島でみぞれを観測しました。来週の24日頃、この時と同じくらいの寒気が流れ込む可能性があります。

24日を中心に、季節風が吹きつけ、日本海で発生した雪雲が、北海道から中国地方付近に次々に流れ込むでしょう。平地にも発達した雪雲がかかり、雪雲は太平洋側まで流れ込むこともある見込みです。九州でも雪が舞うでしょう。広く暴風や大雪に警戒が必要になる可能性があります。

●25日~30日 1月の終わりは低気圧が本州の南を進む可能性も

24日頃に流れ込む寒気がいつまで影響するか、予想にはまだ大きな幅がありますが、25日から30日この期間は、日本に周期的に寒気が流れ込みやすいでしょう。

この期間の後半には、本州の南を低気圧が進む可能性も出てきました。関東など太平洋側で冷たい雨が降り、降水量がこの時期としては多くなったり、寒気の流れ込みの程度によっては平地で雪になったりすることがあるかもしれません。今後、最新の気象情報をご確認ください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士