平年よりかなり雪の少ない札幌ですが、今夜(9日)から明日(10日)にかけては今シーズン一番の大雪となる恐れがあります。朝の通勤ラッシュを直撃することもあるため、行動には時間に余裕を持ったほうがよさそうです。

●平年の6割程度 札幌の積雪

今日(9日)午前9時に札幌で積もっていた雪の量は27センチでした。札幌のこの時季の積雪の平年値は45センチくらいで、平年の6割ほどと、今シーズンはこれまでかなり少ない積雪となっています。札幌では昨年2022年12月17日から18日にかけて、12時間降雪量が今シーズン最も多い24センチの大雪となりましたが、それ以降はまとまった雪はほとんどなく経過しています。

●今夜から明日にかけては札幌周辺で大雪か

北海道付近は、低気圧を含む気圧の谷が通過後は、次第に冬型の気圧配置となるでしょう。寒気が流れ込んで日本海で雪雲が発生し、その雪雲が後志北部や石狩地方に集中して流れ込む恐れがあります。今日正午から明日正午までの24時間で降る雪の量は、後志北部や石狩地方の多い所で40センチの見込みです。

雪の少なかった札幌や千歳周辺でも大雪となる恐れがあります。この予測通りに雪が強まった場合、降雪の影響が朝の通勤ラッシュに直撃し、交通障害の発生する可能性が高くなります。明日日中は新千歳空港の運航にも影響が及ぶ恐れがあるため、明日の行動は時間に余裕を持ち、いざというときの代替手段なども考えておくとよさそうです。

情報提供元: tenki.jp日直予報士