きょう元日、穏やかな年明けから一転。次第に冬型の気圧配置に変わり、年明け寒波が襲来。日本海側では雪や風が強まり、ふぶく所も。晴れる太平洋側も、夜は風冷えとなりそう。

●元日の天気図

きょう元日は、北日本を前線が通過したあと、次第に冬型の気圧配置が強まるでしょう。全国的に西よりの冷たい風が吹きつけそうです。また強い寒気も流れ込み始め「年明け寒波」となるでしょう。

今夜は、上空1500メートル付近でマイナス6℃以下(平地で雪が降る目安)の強い寒気が北陸付近まで流れ込みそうです。あす2日以降、寒気はさらに南まで流れ込み、3日は平地で雪を降らせるような寒気に、本州付近はすっぽり覆われる見込みです。

●北陸以北は雪 ふぶく所も

きょう元日は、北海道や東北は日本海側を中心に雪が降るでしょう。ふぶいて見通しが悪くなり、夜遅くから北海道では猛ふぶきになる所もありそうです。北陸は平地では雨の所が多いですが、夜は雪の範囲が広がるでしょう。大気の状態が不安定となるため、雷を伴って強く降ることもありそうです。落雷や突風にご注意ください。

【風の予想】2日にかけて
最大風速(最大瞬間風速)
北海道 日本海側北部 陸上 15メートル(30メートル)
北海道 日本海側北部 海上 18メートル(30メートル)
北海道 日本海側南部 陸上 20メートル(35メートル)
北海道 日本海側南部 海上 20メートル(30メートル)

【24時間予想降雪量】(多い所)
きょう6時~あす2日6時まで
北海道 日本海側北部・日本海側南部・太平洋側西部 30センチ

あす2日6時~あさって3日6時まで
北海道 日本海側北部・日本海側南部・太平洋側西部 20~40センチ

檜山地方では、今夜遅くからあす2日昼前にかけて、猛ふぶきや吹きだまりによる見通しの悪化・立ち往生など交通への影響、暴風に警戒してください。冬型の気圧配置の強まり程度によっては、暴風雪となる地域が広がるおそれがあります。お正月休みやUターンラッシュと重なるため、最新の情報をこまめに確認してください。

●関東以西は広く晴れ

関東から九州、沖縄は、広い範囲で晴れる見込みです。ただ、関東甲信や東海の山沿いは所々で雪が降りますが、夜は長野県北部では広い範囲で雪となるでしょう。また近畿北部や山陰も、雨や雪の降る所がありそうです。

最高気温は、関東から九州で12度前後の所が多く、きのう31日と同じくらいか高いでしょう。関東は3月上旬並みの所が多く、日差しの温もりを感じられそうです。ただ、次第に冷たい西よりの風が強まるため、夜はグッと冷えるでしょう。服装で調節をしてください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士