穏やかな年越しのあとに、寒波襲来。年明け早々の大雪や暴風による交通機関の乱れなどで、帰省にも影響が出る可能性。最新情報の確認を。

●前半:29日(木)～1月4日(水)　年明け寒波に警戒

日本付近は、年明けにかけて冬型の気圧配置が続き、強弱を繰り返しながら寒気が流れ込むでしょう。

あす29日(木)は一時的に冬型の気圧配置が強まり、平地で雪を降らせるような強い寒気が西日本まで流れ込む予想です。北海道や東北の日本海側は雪で、ふぶくでしょう。北陸は雪や雨で、局地的に雷が鳴って降り方が強まりそうです。近畿北部や山陰も、雪雲の流れ込む所があるでしょう。

30日(金)になると冬型の気圧配置が緩みそうです。31日(土)大晦日から1月1日(日)元日にかけては、日本海側の雪の降り方も弱まり、太平洋側は晴れるでしょう。比較的穏やかな年越しですが、朝晩は厳しい冷え込みとなりそうです。

1月2日(月)は再び冬型の気圧配置が強まるでしょう。強い寒気がしばらく居座って、年明け寒波となりそうです。2日(月)以降は東北の日本海側や北陸を中心に発達した雪雲が次々と流れ込むでしょう。平野部でも大雪になる所や、猛ふぶきになるおそれもあります。Uターンラッシュに重なる時期の寒波となるため、道路の通行止めや電車の運行情報など、最新の情報を確認してください。

●後半:1月5日(木)～10日(火)　太平洋側　晴れる日多い

1月5日(木)以降も、北海道から北陸は寒気の影響を受けやすく、断続的に雪の降り方が強まるでしょう。山沿いを中心に積雪が増えるため、屋根から落ちる雪やなだれに注意が必要です。また除雪作業をする際は、必ず2人以上で安全を確認しながら行ってください。

関東から西では晴れる日が多いですが、厳しい寒さが続くでしょう。最高気温は10℃に届かない日がほとんどで、朝は氷点下の冷え込み所もありそうです。7日(土)の雨を境に、グッと気温が下がりますが、9日(月:成人の日)から10日(火)にかけては、寒さが少し和らぎそうです。

●風雪・大雪・低温に伴うリスク

風雪や大雪、低温によって以下のようなリスクがあります。

(1)停電(倒木や雪の重みで電線が切れることで発生する恐れがあります。)
停電に備えて、懐中電灯や防寒着、毛布などを準備しておくと良いでしょう。
また、電源を確保するため、モバイルバッテリーも用意しておくと安心です。

(2)水道凍結(最低気温がマイナス4℃以下になる時や真冬日が続いた時に凍結する可能性があります。)
事前に、水道菅の中から、水を抜いておきましょう。また、屋外で、むき出しになっている水道管やメーターは、発砲スチロールなどの保温材を使って、専用テープでしっかりと巻き、保温しておいてください。

(3)商品の品薄(交通網マヒによる物流遅延により発生する可能性があります。)
事前に食料品は少し多めに買い、暖房用の燃料も少し多めに確保すると安心です。

情報提供元： tenki.jp日直予報士