北海道でも積雪1メートルに 今後も雪はしばらく続く 今日4日は暴風雪の恐れも
今日(4日)、午後7時に上川地方の幌加内町朱鞠内で積雪が100センチに達し、道内では今シーズン初の積雪1メートル以上となりました。今後もしばらく日本海側では雪の降りやすい日が続き、雪はさらに増えていきそうです。
●ここ一週間で一気に積雪増
幌加内町朱鞠内では今日(4日)に入ってから午後7時の間に36センチの雪が降り、積雪が一気に増えて100センチまで達しました。例年、道内でシーズン初の積雪1メートル以上が観測されるのは12月9日頃で、今シーズンは例年より少し早めの観測となりました。
なお、昨シーズンに初めて積雪が1メートル以上となったのは12月19日で、幌加内町朱鞠内で午前8時に101センチに達しました。
11月は気温が全道的に高く、初雪は各地で平年より遅れました。また、北海道の全体平均で月降雪量は平年の9パーセントにとどまるなど、シーズンのスタートは雪が遅く、量もかなり少なくなりました。
しかし、11月末から一気に上空の寒気が強まり、積雪が急に増えた地域が多くなりました。今日、積雪1メートルとなった幌加内町朱鞠内も、先週水曜日の11月30日朝には積雪が4センチしかありませんでしたが、わずか5日間ほどでの急増となりました。
●今後の天気 雪はさらに多くなりそう
今日(4日)これからも冬型の気圧配置が続き、上空には真冬並みの寒気が流れ込むでしょう。日本海側では雪が降り、北部を中心に降り方が強まりそうです。明日午後6時までの24時間で降る雪の量は、多い所で40センチに達する恐れがあります。
また、沿岸では風も強まってふぶくこともあり、特に石狩北部や留萌地方では、今夜いっぱいは猛ふぶきとなる恐れがあります。猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害に警戒してください。
なお、明日(5日)以降もしばらくは冬型の気圧配置となる日が多く、上空には寒気が居座る見込みです。日本海側では雪の降りやすい天気が続き、北部を中心に降り方や風の強まる日もあるでしょう。これまでに雪の多くなった地域で、さらに雪が増える恐れもあります。最新の気象情報や交通状況などには十分注意してください。