いよいよ師走。あす12月1日(木)は、急に寒くなりそう。北日本ではシーズン初めから大雪の所も。雪に慣れている地域でも、車の運転などは要注意。

●前半:12月1日(木 )~7日(水)

12月のスタートは冬型の気圧配置が続き、冬らしい天気と気温になりそうです。あす1日(木)は、北海道や東北では日本海側を中心に雪が降り、ぶふく所もあるでしょう。北海道では、猛吹雪や吹き溜まりによる交通への影響が心配されます。雪に慣れている地域でも、シーズン初めの大雪には、いつも以上に警戒が必要です。北陸から山陰は雨が降りやすく、標高の高い山では雪の降る所もあるでしょう。

太平洋側は日差しがあっても、空気は冷たいままです。最高気温は東京都心で14℃、大阪で12℃の予想。きょう30日(水)の日中よりも大幅に低い所があり、急な寒さが体にこたえるでしょう。

2日(金)以降も、北海道や東北は日本海側を中心に雪の降る日が多く、北陸は雨でしょう。関東から九州は3日(土)にかけて晴れますが、4日(日)から5日(月)は西から雨の範囲が広がりそうです。師走らしい寒さの日が多く、晴れる日ほど朝晩は冷え込みが強まるでしょう。

●後半:12月8日(木)~13日(火)

12月8日(木)は広い範囲で雨が降るでしょう。雨の後は寒気が流れ込み、中国地方や近畿から関東甲信の標高の高い山では雪の降る所がありそうです。北陸や東北南部は、平地でも雪の降る所があるでしょう。冬タイヤの交換など、早めに準備をしておきましょう。

九州から関東は、天気が回復しても最高気温が10℃くらいと、寒さが続くでしょう。晴れが数日続くと、空気の乾燥が進んできます。火の元や体調管理にも気をつけてください。

●シーズン最初の雪 慣れていても注意

冬の時期に雪の多い所に住んでいる方でも、ひと夏を過ぎると、雪道での車の運転感覚を忘れがちです。シーズン最初の雪は、たとえ雪に慣れている方でも、以下の2つのことに注意が必要です。

(1)必ず、スタッドレスタイヤに交換するか、タイヤチェーンを装着しましょう。スタッドレスタイヤは、溝が十分にあるかどうかを、事前に確認してください。あまり使っていないスタッドレスタイヤでも、時間が経てば、劣化が進みますので、シーズン前に点検が必要です。

(2)たとえ急いでいても、急ブレーキ、急なハンドル操作、急発進、急な車線変更など「急」のつく運転はやめましょう。「急」のつく運転をしてしまうと、車がスリップしやすくなります。車を発進する時や上り坂では、タイヤが空転してしまわないよう、アクセルをじわりと踏み込んでください。下り坂では、エンジンブレーキを基本として、アクセルとブレーキも適度に調整して、速度を落としてください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士