きょう25日は、朝は全国150地点以上で冬日となり、浅間山や男体山、甲斐駒ヶ岳など関東近郊の山から続々と初冠雪の便りが届きました。写真は御殿場市から見た富士山ですが、麓まで真っ白に雪化粧した様子が分かります。

●関東甲信の山々で一気に雪化粧

きょう25日は、日本の上空5500メートル付近には、平年より15℃程度も低いマイナス27℃以下の寒気が流れ込んでいて、全国的に気温が低くなっています。
きょう25日朝は、全国に900地点ほどあるアメダスのうち、最低気温が0℃未満の冬日は150地点以上になり、今季最多となりました。

また、冬の便りも続々と届きました。
前橋地方気象台から白砂山と浅間山、宇都宮地方気象台から男体山、甲府地方気象台から甲斐駒ヶ岳、長野地方気象台から東方連山の「初冠雪」の便りが届きました。関東の「初冠雪」は、今シーズン初めてです。東方連山では、平年並みの観測でしたが、白砂山と浅間山、男体山、甲斐駒ヶ岳は平年より5日から10日早い観測となりました。

写真は山梨県から見た甲斐駒ヶ岳です。山梨県から見た山々は、南岸低気圧の通過後並みに白く雪化粧しました。富士山や甲斐駒ヶ岳では、山麓まで冠雪している様子が分かります。

●正午までに関東から北で15℃届かず

正午の気温は、東京都心で13.5℃、札幌市で11.2℃などとなっていて、関東から北海道にかけて15℃に届かず、冬のような寒さです。
名古屋市で16.1℃、大阪市で18.9℃、福岡市で16.8℃などとなっていて、全国的に北風が強まり、体感的に寒く感じられます。

このあとも気温の上がり方は鈍く、東海から西では上がっても20℃くらいにとどまるでしょう。
体を冷やさないように、暖かくしてお過ごしください。

●朝晩の冷え込み続く

上空の寒気は次第に東へ抜ける見込みです。
あす26日以降は、全国的に晴れの天気が続き、日中は日に日に寒さがやわらぐでしょう。

ただ、朝晩の冷え込みには注意が必要です。

週末にかけて北日本、東日本は10度を下回り、北海道では5度以下の日も。
西日本でも10℃を少し超えるくらいで、朝晩は冬物や暖房が欲しくなるような冷え込みが続きそうです。

空気の乾く日が続きますので、乾燥と低温で風邪をひかないようにご注意ください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士