東北の紅葉情報 高い山は見ごろに 来週後半は冷え込み 色づき進む
東北地方の高い山は錦の装いに衣替え。週末にかけて晴れて、紅葉狩り日和になるでしょう。ただ、来週中ごろは、雨のあと気温が急降下。紅葉も進み、人々の装いも秋へと加速しそうです。
●紅葉見頃予想
日本気象協会はきょう29日、2022年第1回「紅葉見頃予想」を発表しました。東北各地の紅葉の見頃は、平年並みか遅いところが多いでしょう。
トップ画像の岩手県八幡平市と雫石町にまたがる三ッ石山の山頂付近も、例年より一週間ほど遅く見ごろを迎えています。
八幡平市観光協会によると、今年は一週間ほど前に朝の冷え込みが強まって色付きが進んだものの、その後気温の高い日が続いたため、長く紅葉が楽しめているのが特徴だそうです。
宮城県・秋田県・岩手県にまたがる栗駒山なども既に色づき始めており、まもなく見頃を迎えるでしょう。
山形県の最上峡では10月後半、岩手県の中尊寺や、福島県の滝川渓谷では11月前半、宮城県の松島では11月後半に見頃を迎える見込みです。
各地の詳しい紅葉の情報は、tenki.jp紅葉見頃情報でご覧いただけます。
●週末は紅葉狩り日和 週明けの雨のあとは一気に寒くなる
今週末にかけては晴れて行楽にも良さそうです。ただ、10月の始まりとは思えないような暑さで、日中は28℃前後と半袖で過ごせそうです。
とはいえ、朝晩は冷えて一日の寒暖差が大きくなります。脱ぎ着のしやすい服装で調節するのがポイントです。
一方、4日(火)~5日(水)頃の雨を境に、秋の空気に入れ替わります。
寒気の入り具合で気温の予想に幅はあるものの、5日(水)からは昼間も20度に届かなくなりそうです。週末の日差しで衣替えや布団の入れ替えも進めておきましょう。
●台風18号 2日(日)頃から動き遅く
南の海上にある台風18号は東へ進み、週末の東北への影響は小さいでしょう。
予報円の中心を進むと2日(日)~4日(火)頃にかけて関東の南東海上で動きが遅くなりそうです。
三陸沿岸では2日(日)頃から風が強まり、波も高くなる可能性がありますので、今後の情報にご注意ください。