大型で強い台風11号の暴風域に入っている、宮古空港では4日午前8時過ぎに最大瞬間風速40.1メートルを観測。那覇市でも30メートルを超える風が観測された。大型の台風のため暴風が長く続く恐れがあります

●宮古空港で最大瞬間風速40メートルを超える暴風

大型で強い台風第11号は、午前10時現在、宮古島の北北西約160キロを1時間におよそ15キロの速さで北へ進んでいます。

暴風域の中に入っている、宮古空港では午前8時過ぎに最大瞬間風速40.1メートルを観測しました。他にも午前9時までに、渡嘉敷島で39.0メートル、石垣市伊原間で37.9メートル、那覇市で30.7メートルの風が吹きました。今回の台風は大型(風速15メートル以上の半径が500キロ以上~800キロ未満)で強風域が広くなっています。風の強い時間が長く、台風が近づく前や離れてからも強風の危険があります。

●猛烈な風って どんな風?

猛烈な風とは、平均風速が30m/s以上の風を表しています。時速だと、およそ110km以上で、特急電車並みの速さです。このような猛烈な風が吹くと、走行中のトラックが横転したり、多くの樹木が倒れたりする恐れがあります。電柱や街灯で倒れるものや、ブロック塀や住家が倒壊するものがでる可能性もあります。(なお、瞬間風速は平均風速の1.5倍程度になることが多く、時には3倍以上になることもあります。)

屋外での行動は極めて危険ですので、猛烈な風が吹くと予想される場合は、不要不急の外出は控えるようにしてください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士