22日にかけて、梅雨末期のような気圧配置になり、大雨の恐れがあります。来週は、九州から近畿、東海を中心に夏空が広がる見込みです。

●梅雨末期のような気圧配置に

これまで勢力を弱めていた太平洋高気圧は、今後、北への張り出しを徐々に強めるでしょう。19日、21日から22日は、日本付近を前線を伴った低気圧が通過し、梅雨末期のような気圧配置になります。大雨になる恐れがありますので、土砂災害などに警戒、注意が必要です。

●あす19日~20日 九州~近畿・北陸を中心に大雨の恐れ

あす19日は朝鮮半島付近の低気圧が、前線を伴って日本海に進むでしょう。前線や低気圧に向かって、西から暖かく湿った空気が流れ込みます。前線は、次第に本州を南下する見込みです。

九州から北海道は雨が降るでしょう。九州から近畿、北陸を中心に発達した雨雲がかかり、大雨の恐れがあります。特に九州や四国の太平洋側では、西風と南西の風がぶつかり、雨雲が発達するでしょう。1時間に60ミリから70ミリの非常に激しい雨が降る所がある見込みです。このような雨が降ると、水しぶきであたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなります。車の運転は危険です。
東海、関東付近にも発達した雨雲がかかる可能性があります。今後、最新の気象情報をご確認ください。

20日は、前線は本州の南岸に停滞するでしょう。
九州は、前線の影響で、雨が降り続く見込みです。降り始めからの雨量が多くなり、土砂災害などの危険がいっそう高まる恐れがあります。
中国地方、四国、近畿から東北では、晴れ間が出る所があるでしょう。
北海道は、暖かく湿った空気の影響で雨が降り、発達した雨雲がかかる所がある見込みです。

●21日~22日 九州~近畿・東北を中心に大雨の恐れ

21日から22日にかけて、低気圧が、前線を伴って本州付近を東へ進む見込みです。低気圧や前線に向かって、西から暖かく湿った空気が流れ込みます。

九州から東北を中心に雨が降るでしょう。発達した雨雲が同じような所に長い時間かかり続けることはありませんが、一時的に雷が鳴ったり、雨脚が強まったりすることがある見込みです。九州から近畿、東北では大雨になる恐れがあります。

低気圧は、やや発達しながら進む可能性があります。この場合は、風が強まるでしょう。

●23日~25日 晴れ間あり

23日から24日は、九州から北海道は、晴れ間が出る所がある見込みです。
25日は、気圧の谷や湿った空気の影響で、九州から北海道は曇りや雨の所が多いでしょう。

●26日~31日 九州~近畿・東海を中心に夏空

26日から31日、この期間は、太平洋高気圧は北への張り出しをさらに強める見込みです。特に西日本付近で勢力を強めるでしょう。
九州から近畿、東海を中心に夏空が広がる見込みです。

関東から北海道では、日差しが照り付けることがあっても、状況は少し違います。この期間に、オホーツク海で高気圧が勢力を強める時期があるでしょう。関東から北海道の太平洋側には、東の海上から湿った空気が流れ込むことがある見込みです。
関東から北海道では、太平洋側を中心に雲が広がりやすく、雨が降ることがあるでしょう。

情報提供元: tenki.jp日直予報士