きょう27日、気象庁から「東海地方が梅雨明けしたとみられる」と発表がありました。過去2番目の早さの梅雨明けとなり、梅雨期間は最も短くなりました。そして、きょう27日は所々で猛暑日となっていますが、この先も、危険な暑さが続くため、熱中症に厳重に警戒して下さい。

●東海地方 短い梅雨に降水量も少なめ

東海地方では、きょう27日、梅雨明けの発表がありましたが、これは、1963年の6月22日ごろに次いで、過去2番目に早い梅雨明けです。また、梅雨期間はわずか13日間と、最短を更新しました。

名古屋市の梅雨期間を振り返りますと、6月14日ごろに梅雨入りしてから、きのう26日までに1ミリ以上の雨を観測したのは5日でした。梅雨前線が本州の南岸に停滞し、前線上の低気圧が東海地方の沿岸を通過したタイミングで、ややまとまった雨量となった日があり、梅雨期間で最も雨が降ったのは6月21日で、37.0ミリを観測しました。

なお、主な地域の6月の降水量(きのう26日まで)は、名古屋市で117.5ミリ(平年比63%)と平年の6割程度、また、岐阜市で125.0ミリ(平年比56%)、高山市では90.5ミリ(平年比53%)と、特に、岐阜県で降水量が少なくなっていて、平年の半分程度となっています。

●名古屋と岐阜で今年初の猛暑日 この先も 危険な暑さ 水不足が心配!?

きょう27日は、名古屋市と岐阜市でも今年初の猛暑日を観測しました。
熱中症情報を見ますと、東海地方は、この先、「危険」レベル、または「厳重警戒」レベルの日がほとんどです。強い日差しと気温の高い状態が続くため、熱中症に警戒が必要ですし、また、今後、水不足が心配されます。

今一度、日々の生活の中で水の使い方を見直してみましょう。毎日の歯磨きの時、皆さんは水をとめていますか!?出しっぱなしにせず、こまめに水をとめましょう。食事の後片付け時は、油汚れなどの頑固な汚れは、新聞紙などで拭き取ってから水洗いをすれば、多少水を節約することができます。また、洗濯は、お風呂の残り湯を使えば、水温も高く汚れもよく落ちます。きょうから水に対し、少し意識を持って、大切に使ってみましょう。

情報提供元: tenki.jp日直予報士