橋を挟んで天気が二分… 東北はあす3日にかけて局地的な雷雨に注意
2日昼過ぎ、仙台市内は天気が急変。広瀬川にかかる愛宕橋を挟んで青空と雷雨に天気が分かれ、局地的にカミナリ雲が発達しました。大気の不安定な状態は3日にかけて続くため、東北地方では局地的な激しい雨や落雷や突風、ヒョウなどに十分注意が必要です。
●東北 あす3日にかけて天気が急変
2日は東北の上空約5500メートルにはマイナス18℃以下の寒気が入り、大気の状態が非常に不安定になっています。
午後2時30分現在、ランチタイムに仙台に大雨を降らせた雲はいったん東へ抜けましたが、日本海から次の雨雲が近づいており、今夜にかけてもあちらこちらで急な激しい雨や雷雨がありそうです。
大気の不安定な状態はあす3日にかけて続くため、東北地方では1時間に30ミリの激しい雨が降り、傘を差しても濡れてしまうような大雨になる恐れがあります。低い土地の浸水や、土砂災害などに注意・警戒が必要です。
発達したカミナリ雲の下では、突風やヒョウなどの激しい現象を伴うこともあります。
先日、福島県二本松市で竜巻とみられる突風が発生し、車が横転するなどの被害があったばかりです。
落雷や突風、ヒョウなどにも十分注意をしてください。
●五感と情報で危険を察知
一番上の写真にあるように、頭の上は晴れていても、橋を挟んで隣町では大雨になる、そんな極端な天気の起こりやすい状況が続きます。
発達したカミナリ雲が近づく時は「真っ黒な雲が近づいてきた」、「カミナリの音が聞こえてきた」、「急に冷たい風が吹いてきた」などのサインがあります。
また、気象レーダーや雷レーダーでも、現在の雨雲や落雷の位置や、目先の予想が確認できます。
五感と気象情報を活用して、天候が悪化する前に安全な場所で過ごすようになさってください。