九州は梅雨入り目前。中国、四国から関東甲信も、続々と梅雨入りか。この週末の晴天を有効に。



●前半:29日(日)~6月4日(土)


あす29日(日)以降は、梅雨前線がこれまでより北上して、本州付近に停滞する日も出てきます。九州は早ければ、次の雨で梅雨入りする可能性があり、いよいよ雨の季節到来です。

あす29日(日)は高気圧に覆われて、晴れる所が多いでしょう。東京都心など、今年初めて最高気温が30℃以上の真夏日になる所もあり、暑くなりそうです。内陸部では35℃を超えて、猛暑日になる所もあるでしょう。ただ、夜には梅雨前線が九州まで北上する見込みです。九州は、昼頃から南部を中心に雨が降るでしょう。30日(月)にかけて、九州から近畿は太平洋側を中心に非常に激しい雨が降り、大雨になる所がありそうです。

31日(火)以降は前線が南下して、九州から関東、北陸は日差しが届くでしょう。貴重な晴れ間、洗濯など有効にお使いください。

一方、東北、北海道は、たびたび低気圧が通過し、短い周期で天気が変わるでしょう。31日(火)頃は、雨や風が強まり、荒れた天気になるおそれがあります。また6月2日(木)~3日(金)にかけても雨が降りやすいでしょう。


●後半:6月5日(日)~10日(金)


全国的に曇りや雨の日が多いでしょう。6日(月)は西から雨の範囲が広がり、7日(火)は沖縄から北海道まで雨。8日(水)と9日(木)は、貴重な晴れ間になりそうです。ただ、梅雨前線の動き次第で予報が大きく変わることがあります。こまめに情報を確認してください。

最高気温は、平年並みか低い日が多い見込みです。沖縄は朝から気温が高く、蒸し暑さが続くでしょう。九州から関東、北陸では、極端な暑さはないものの、日差しが出ると汗ばむくらいになりそうです。東北は気温が上がっても20℃くらい、北海道は15℃前後の日が多いでしょう。羽織る物で調節をしてください。


●2022年 梅雨入り予想


日本気象協会の最新の梅雨入り予想です。

九州南部と九州北部は5月30日頃で、次の雨が梅雨入りの1つのタイミングです。四国は6月3日頃、中国地方と近畿、東海、関東甲信は6月4日頃となっています。尚、梅雨入りは、平均的に5日間程度の移り変わりの期間があります。

この先は雨の降る日が増えて、線状降水帯による大雨など、災害の危険度が高まることも考えられます。梅雨入り前の今、ハザードマップを確認するなど、大雨への備えをしてください。


情報提供元: tenki.jp日直予報士