前線が停滞 局地的に72時間降水量300ミリ超 千葉県では5月の1位更新も
13日から、きょう16日にかけて、前線や低気圧の影響で、九州から関東に雨雲がかかっています。72時間降水量は、静岡県で300ミリを超えた所があり、千葉県では5月の1位の値を更新した所があります。
●72時間降水量 静岡県で300ミリ超 千葉県では5月の1位を更新も
13日は前線が本州の南岸に停滞し、14日には前線上の低気圧が関東付近を通過しました。15日から、きょう16日にかけて、前線は本州の南に停滞しています。このため、九州から関東を中心に雨が降りました。
16日、午前11時までの72時間降水量の日最大値は、静岡県天城山で317.0ミリ、静岡空港で232.0ミリなどとなっています。静岡空港では、たった3日で、5月の平均降水量を超えました。静岡空港の5月の降水量の平年値(2009年から2020年)は210.5ミリです。
千葉県勝浦市は150.5ミリ、銚子市では124.5ミリで、いずれも統計開始の1976年以降5月の1位の値を更新しました。
●17日は前線は南下 日の差す所が多い
17日は、前線は南下して沖縄から日本の南海上に停滞するでしょう。関東付近は湿った空気の影響で雲に覆われてすっきりしない天気ですが、日の差す所が多い見込みです。