春休み、4月上旬は明け方の空で「火星」と「土星」が接近して見られます。あす6日(水)明け方、各地の天気と観察ポイントは?

●珍しい!ほぼ同じ明るさの2惑星の接近

4月上旬の明け方、東~南東の空で「火星」と「土星」が接近して見られます。最も近づいて見えるのは5日の明け方(満月の中に2つの惑星がすっぽりと入る程の距離)でしたが、あす6日明け方も接近して見ることができます。
2惑星の明るさは、火星は1.0等、土星は0.8等。惑星同士の接近では、明るさに差がかなりある場合が多いですが、今回はほとんど同じ明るさの惑星同士が並んで見えることになります。火星は赤っぽく、土星は白っぽく見えるので、色の違いにも注目です。

●観察ポイント

・時間:日の出1時間前
・場所:東~南東にかけて、よく見渡せる開けた所
・目印:マイナス4.3等の金星が近くで明るく輝いている
【6日(水)日の出時刻】
札幌5:09、仙台5:15、東京5:21、名古屋5:33、大阪5:39、広島5:51、福岡6:00、那覇6:16

●各地の天気は?

6日明け方、北海道は日本海側を中心に雲が多く雨が降りだすため、観察は難しいでしょう。東北は晴れて、天体ショーを楽しめそうです。関東~九州は薄雲が広がりますが、雲の間から観察のチャンスありです。
6日に見られない所も、まだ数日は火星と土星が双眼鏡の同一視野内で見ることができます。少し早起きして、空を見上げてみてはいかがでしょうか。

情報提供元: tenki.jp日直予報士