地震後の東北 一気に積雪増加 広い範囲になだれ注意報 道東は大雪や暴風雪に警戒
18日(金)夜は、岩手県で最大震度5強の地震を観測しました。地震の後、今朝にかけては、東北を中心に雪が強まり、一気に積雪が増加した所があります。午前11時の積雪は八甲田山の酸ヶ湯で389センチ、宮古市では25センチとなっています。
●地震の後、積雪が急増した所も
18日(金)夜は、岩手県で最大震度5強の地震を観測しました。また、19日(土)未明には、宮城県や福島県で最大震度3を観測する地震が発生しています。
低気圧が発達しながら、三陸沖を北上した影響で、地震の後、今朝にかけては東北を中心に湿った雪が強まり、一気に積雪が増加した所があります。
午前11時の積雪は、八甲田山の酸ヶ湯で389センチ、山形県西川町大井沢で223センチなどと、山沿いでは6時間の積雪が20センチから30センチ増えた所がありました。また、盛岡市で29センチ、宮古市で25センチなど、太平洋側も積雪が急増した所がありました。
●道東は大雪や暴風雪に警戒 東北はなだれに注意
東北の雪は、ほとんどやんでいますが、この時間は北海道の東部に雪雲がかかっています。
また、風も強まっていて、えりも岬では、正午までに最大瞬間風速41.7m/sを観測しました。
北海道の釧路・根室地方は、大雪や暴風雪、高波にも警戒が必要です。また、根室地方では、高潮にも警戒してください。
また、北海道の東部から中国地方にかけて、広い範囲になだれ注意報が発表されています。
雪の多いところでは気温が上昇し、なだれが発生しやすくなっていますので、ご注意ください。
特に、東北は度重なる地震の後で、なだれが発生しやすい状態です。危険な所には近づかず、安全な場所でお過ごしください。