四国 桜の便り届き始める ただこの先は花冷えに注意

きのう16日(水)は高知県宿毛市から、きょう17日(木)は愛媛県宇和島市から桜の便りが届いています。四国地方は、春本番を迎えています。

●愛媛県宇和島市から桜の便り

きょう17日(木)、愛媛県宇和島市から桜(ソメイヨシノ)の開花が発表されました。昨年より5日遅くなりました。
宇和島市では、2005年に気象庁の機関である宇和島測候所の無人化に伴い桜の観測が行われなくなった後、2006年からこれまでと同じ定義に基づき、気象庁OBの方に観測を委嘱するなどして市が独自に観測を続けています。

●18日(金)から24日(木)の天気と気温　「寒の戻り」「花冷え」に注意

あす18日は、前線を伴った低気圧が四国の南岸を進む見込みです。全般に雨となり、太平洋側では激しく降る所もあるでしょう。また次第に東寄りの風も強まって荒れた天気となりそうです。雨で気温の上がり方は抑えられ、日中の最高気温は13度前後と15度に届かず、昼間も上着が必要な肌寒さとなるでしょう。
19日は冬型の気圧配置となり、上空には次第に寒気が流れ込む見込みです。
20日以降も、短い周期で天気が変わりやすく、22日は広く雨が降るでしょう。
上空には冷たい空気が居座り、気温は平年より低い日が続きそうです。
季節先取りの暖かさもきょうまで。あす以降は、しばらく「寒の戻り」「花冷え」に気をつけましょう。

●25日(金)から30日(水)の天気と気温　春爛漫へ

25日以降は、日差しに恵まれ、春爛漫の季節を迎えそうです。

●四国の桜の開花・満開予想

この先は寒の戻りはありますが、四国地方の桜のつぼみの生長は順調で、ピンクの部分が見えているつぼみもあります。桜の開花は、各地とも平年よりやや早い予想で、来週に入ると続々と桜の便りが届くでしょう。