御嶽山に噴火警戒レベル2 火口周辺警報発表
気象庁は23日午後4時35分、御嶽山に噴火警戒レベル2の火口周辺警報を発表しました。剣ヶ峰南西斜面の79ー7火口から概ね1kmの範囲で大きな噴石に警戒してください。
●御嶽山に噴火警戒レベル2 火口周辺警報発表
御嶽山では、きょう23日午後2時15分頃から火山性地震の増加がみられています。午後2時19分頃には火山性微動とともに、山頂付近に設置された二ノ池北傾斜計で南側(地獄谷側)が隆起する変化がみられました。これらのことから、火口周辺に影響を及ぼす噴火が発生する可能性がありますので、大きな噴石に警戒してください。
●防災上の警戒事項等
剣ヶ峰南西斜面の79ー7火口から概ね1kmの範囲では、弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。噴火時には、風下側では火山灰だけでなく小さな噴石が風に流されて降るため注意してください。
**(参考:噴火警戒レベルの説明)**
【レベル5(避難)】:危険な居住地域からの避難等が必要。
【レベル4(高齢者等避難)】:警戒が必要な居住地域での高齢者等の要配慮者の避難、住民の避難の準備等が必要。
【レベル3(入山規制)】:登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制等。状況に応じて高齢者等の要配慮者の避難の準備等。
【レベル2(火口周辺規制)】:火口周辺への立入規制等。
【レベル1(活火山であることに留意)】:状況に応じて火口内への立入規制等。
(注:避難や規制の対象地域は、地域の状況や火山活動状況により異なる)