2月も厳寒スタート 北海道や東北は所々で今冬一番の冷え込み 観測史上1位の所も
2月スタートも、北海道や東北北部は所々で今冬一番の冷え込みに。観測史上1位の値を更新した所も。今週末は、更に厳しい寒さとなるため、防寒対策は万全に行いましょう。
●2月スタートも強烈な冷え込み
きのう(1月31日)は、北海道の中頓別町でマイナス29.3℃、陸別町でマイナス29.2℃など、マイナス30℃に迫る強烈な冷え込みとなりました。千歳空港ではマイナス25.4℃と観測史上1位の冷え込みに。今冬一番の冷え込みは、北海道幌加内町でマイナス29.6℃で元日(2022年1月1日に観測)に観測されましたが、それに次ぐ、今冬2番目に低い気温となりました。
きょう2月スタートは、きのうほどではありませんが、北海道や東北北部を中心に所々で今冬一番の冷え込みとなりました。全国で一番冷え込んだのは、北海道陸別町でマイナス27.4℃。千歳空港もマイナス23.4℃と富士山のマイナス23.4℃と同じ気温に。函館市はマイナス13.1℃と今冬一番の冷え込み、青森県六ケ所村はマイナス12.6℃と観測史上1位の厳しい冷え込みとなりました(2月1日午前9時まで)。
●寒気居座る 今週末は更に強い寒気
この先、2月4日は「立春」ですが、暦とは裏腹に、立春のあと強い寒気が南下する予想です。今週末(5日・6日)は、松江など西日本では年末寒波よりも強い寒気が入り厳しい寒さとなるでしょう。関東など晴れる所も、気温の上がり方は鈍く、東京都心も最高気温が8℃前後と一桁の予想です。ここにきて、この冬一番の寒さの所もありそうです。
●厳しい寒さいつまで?
今シーズンは季節の進みは遅く、寒気の影響が長引きそうです。1か月予報では、2月11日頃にかけては平均気温は北日本(北海道・東北)と東日本(関東・東海・北陸)は、平年より低く、西日本(近畿~九州)は平年並みか低くなるでしょう。2月12日頃からは全国的に平年並みの予想ですが、西日本では平年を下回る可能性もあります。
今シーズンは季節の進みはゆっくりで、少なくとも2月上旬にかけては平年を下回る厳しい寒さの日が多くなるでしょう。しっかりと寒さ対策をなさってください。