今年(2021年)は、東京地方では「木枯らし1号」の発表がありませんでした。2019年以来、2年ぶりのことです。

●東京で「木枯らし1号」吹かず 条件とは?

今年(2021年)は、東京地方では「木枯らし1号」の発表がありませんでした。
東京地方の木枯らし1号の条件は、
・期間は10月半ばから11月末までの間に限る
・気圧配置が西高東低の冬型となって、季節風が吹くこと
・東京における風向が西北西~北である
・東京における最大風速が、おおむね風力5(風速8m/s)以上である
気象庁は、これらを基本として、総合的に判断して発表しています。
今年(2021年)は、木枯らし1号の発表期間である11月末までに、条件を満たす風が吹くことはありませんでした。
統計がある1951年以降で、昨年(2020年)までに、発生しなかった年は6回(1959年、1962年、1977年、1979年、2018年、2019年)ありました。木枯らし1号の発表がないのは、2019年以来、2年ぶりになります。
木枯らし1号の発表はありませんでしたが、この先、日本付近は冬型の気圧配置になり、東京地方でも北風が強めに吹くことがあるでしょう。

情報提供元: tenki.jp日直予報士