あす25日(火)は晴れる所が多い一方で、気をつけたいことが3つ。広範囲に飛ぶ「黄砂」、夏のような「暑さ」、急な「強い雨や雷雨」です。

●西日本中心に黄砂飛来

注意①「黄砂」
きょう24日(月)は、日本付近には低気圧や前線に伴う厚い雲がかかっています。この雲の西側、東シナ海周辺には赤茶色の黄砂が帯状に確認でき、朝鮮半島では視程が5キロ未満になっている所があります。
黄砂の予測では、あす25日(火)は九州から北海道の広い範囲で黄砂が飛びそうです。特に九州や中国地方を中心に、視程が5キロ未満になる所もあるでしょう。見通しの悪さに加えて、車や洗濯物に黄砂が付いて汚れてしまう可能性があります。あさって26日(水)は関東でも黄砂の飛来が予想されています。
5月は8日~10日にかけて、大規模な黄砂が飛来しました。今回はそこまでの規模ではないですが、ご注意下さい。

●広く夏日に

注意②「暑さ」
あす25日(火)は、全国のアメダスの約半数の地点で、最高気温が25度以上の夏日が予想されています。九州から東北は、日差しで気温はグンと上がるでしょう。内陸を中心に30度近くまで上がる所もあり、夏のような暑さです。
この時期はまだ暑さに体が慣れていないため、熱中症のリスクが高くなります。比較的カラッとした暑さの所が多くなりますが、こまめに水分をとる、日陰を歩くなどして、無理のないようお過ごし下さい。また適切に冷房を使いましょう。

●どこで雨が降る?

注意③「急な雨や雷雨」
雨の降るタイミングは大きく2回。明け方にかけては、関東の沿岸部、北陸や東北、北海道の日本海側で雨が降るでしょう。雨の降り方に注意が必要なのは午後です。
午後は寒気を伴った気圧の谷の影響で、局地的にザッと強い雨が降りそうです。東海や関東、北陸は所々で雨が降り、栃木県内を中心に発達した雨雲がかかるでしょう。カミナリを伴って激しく降ることもありそうです。東北や北海道も、にわか雨や雷雨の所があり、空模様の急な変化に注意して下さい。沖縄の雨は梅雨前線によるもので、雨が降ったりやんだりするでしょう。雨脚が強まることもありそうです。
あす25日(火)は黄砂の飛来に注意し、日差しを避けることと急な雨に備えるため、晴雨兼用の傘があると良いでしょう。

情報提供元: tenki.jp日直予報士