気象庁は浅間山の噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引上げました。

●火山活動の状況及び予報警報事項

気象庁によりますと、浅間山では、3月15日頃から浅間山の西側での膨張を示すと考えられるわずかな傾斜変動が認められています。また、20日以降、山体浅部を震源とする火山性地震が増加し、本日(23日)に入ってさらに増加しています。
これらのことから、浅間山では火山活動が高まっており、今後、山頂火口から概ね2kmの範囲に影響を及ぼす小噴火が発生する可能性があります。
以下の市町村では、火口周辺で入山規制などの警戒をしてください。
群馬県:嬬恋村
長野県:小諸市、軽井沢町、御代田町

●防災上の警戒事項等

山頂火口から概ね2kmの範囲では、弾道を描いて飛散する大きな噴石や火砕流に警戒してください。地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
噴火時には、風下側では火山灰だけでなく小さな噴石が風に流されて降るおそれがあるため注意してください。

●噴火警戒レベルの説明

【レベル5(避難)】:危険な居住地域からの避難等が必要。
【レベル4(避難準備)】:警戒が必要な居住地域での避難の準備、要配慮者の避難等が必要。
【レベル3(入山規制)】:登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制等。状況に応じて要配慮者の避難準備等。
【レベル2(火口周辺規制)】:火口周辺への立入規制等。
【レベル1(活火山であることに留意)】:状況に応じて火口内への立入規制等。
(注:避難や規制の対象地域は、地域の状況や火山活動状況により異なる)

情報提供元: tenki.jp日直予報士