先日10日の高知県宿毛市に続いて、きょう12日午前、愛媛県宇和島市でも桜が開花したとの発表がありました。
週末以降も暖かさが続く予想で、松山市や高知市などからも、そろそろ桜開花の便りが届きそうです。

●愛媛県宇和島市から桜の便り

宇和島市では気象庁の機関である測候所の無人化に伴い、2006年より独自に桜(ソメイヨシノ)の開花宣言を行っています。
きょう12日午前、宇和島市より委託された観測員の方が10輪の開花を確認し、昨年より4日早く、桜(ソメイヨシノ)の開花が発表されました。
2005年以前の気象台観測による最も早い記録は3月15日、2006年以降の宇和島市独自観測による最も早い記録は3月13日でしたが、今年はそれを上回り、宇和島市観測史上最も早い開花となっています。

●松山市や高知市からも桜開花の便りが届きそう

春、早く咲けと花を急き立てるように降る雨のことを「催花雨」や「養花雨」といいますが、きょう12日の四国地方は、低気圧や前線の影響で広く「催花雨」となっています。
あす13日は次第に天気回復に向かい、その後も気温の高い状態が続く予想のため、各地の桜の蕾もすくすく生長するでしょう。
日本気象協会の予想では、14日日曜日頃には、松山市や高知市でも桜が開花する見込みです。高松市では18日、徳島市では22日が開花の予想日となっており、開花後1週間から10日ほどで満開を迎えるでしょう。

情報提供元: tenki.jp日直予報士