2日、北日本を低気圧が通過し、北海道や東北の日本海側を中心に雪が降りました。北海道では、3月としては記録的な降雪量になった所もありました。

●2日 北海道で日降雪量3月として1位も

2日は、低気圧が北日本を通過しました。前線から延びる寒冷前線が本州を通過し、前線の通過後は、強い寒気が流れ込みました。このため、北海道や東北の日本海側を中心に雪が降りました。
2日の日降雪量は、北海道上川地方の和寒町55センチ、富良野市41センチ、後志地方の寿都町52センチ、紋別空港46センチ、渡島地方の森町43センチ、旭川空港40センチで、いずれも統計開始以来、3月の1位の値を更新しました。
後志地方の小樽市では、3日11時の積雪の深さは、103センチで、今年になって最も深くなっています。

●前線通過で3月として記録的な雨も

関東や東海でも、2日は前線の通過で雨が降り、雨量が多くなった所もありました。岐阜県本巣市根尾では、2日の日降水量が106.0ミリになりました。本巣市根尾で3月に日降水量が100ミリ以上になったのは、1981年3月25日以来、40年ぶりのことです。

●日本海側の天気も回復 広く空気乾燥 火の取り扱いに注意

3日は、夜にかけて、本州付近は移動性の高気圧に覆われるでしょう。日本海側も天気は回復してきています。広く日差しが届く見込みです。湿度は低めになるでしょう。東北の太平洋側や関東から九州では、乾燥注意報が発表されている所が多くなっています。乾燥注意報は、空気が乾燥し、火災の危険が大きいと予想される場合に発表されます。火の元、火の取り扱いにご注意ください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士