きょう29日(金)、九州は強い冬型の気圧配置になっています。昼頃にかけて時折雪が舞い、真冬の厳しい寒さとなるでしょう。山沿いの車の運転は、積雪や路面の凍結に十分ご注意下さい。すでに暴風のおそれはなくなっていますが、沿岸海上を中心に北西の風が強く高波が続きますので、船舶は引き続き注意が必要です。

●大変厳しい寒さ 午後は雪雲弱まる

きょう29日(金)、九州は冬型の気圧配置で、九州北部の上空1500メートル付近には-11度前後の寒気が流れ込むでしょう。九州は昼頃まで雪が舞う所がありますが、午後は九州付近の雪雲は弱まり、雪が止む所が多くなる見込みです。ただ、山沿いではうっすらと雪が積もったり路面が凍結している所がありますので、峠越えの車の運転は十分にご注意下さい。
日中の最高気温は九州北部で5度前後、九州南部は8度前後までしか上がりません。冷たい季節風が吹き、気温以上に寒さが厳しく感じられるでしょう。先週から一時春を思わせるような暖かさの日もありましたが、一気に真冬の寒さに戻っていますので、体調管理には十分お気をつけ下さい。

●強風・高波に注意

きのう28日(木)夕方からけさにかけて、九州は発達する低気圧の影響で、風が強まり荒れた天気になりました。28日~29日午前9時までの最大瞬間風速は、鹿児島県種子島で26.0メートル、鹿児島県肝付町の内之浦で25.9メートル、長崎県対馬市鰐浦で25.5メートル、大分県佐伯市蒲江で24.9メートルなど、台風並みの突風が観測された所がありました。
すでに暴風のおそれはなくなっていますが、沿岸海上を中心に北西の風が強く高波が続きますので、船舶は引き続き注意が必要です。

●あすの朝は厳しい冷え込み

あす30日(土)は冬型の気圧配置が緩みますが、まだ寒気の流れ込みが続く見込みです。あすの朝は放射冷却現象も強まるため、広い範囲で氷点下になり厳しい冷え込みになるでしょう。路面の凍結や水道管の凍結などにご注意下さい。31日(日)日中からようやく寒さが和らぐでしょう。
来週2月1日(月)から2日(火)は、前線の通過でまとまった雨が降る見込みです。

情報提供元: tenki.jp日直予報士