向こう1か月は、特に2週目にかけて気温が低くなり、日本海側では雪の量が平年並みか多い予想となっています。最新の1か月予報をもとに予想される天候の特徴をまとめました。

●1週目(1月30~2月5日) 明後日にかけては暴風雪に警戒

今日(28日)、札幌管区気象台から向こう1か月の見通しが発表されました。低気圧や寒気の影響で雲が広がりやすく、雪や雨の降る日が多いでしょう。
特に明日(29日)から明後日(30日)にかけては、発達する低気圧の影響で全道的に雪が降り、大荒れの天気となる恐れがあります。明日は太平洋側を中心に、明後日は日本海側を中心に風雪が強まる見込みです。猛吹雪や吹きだまりによる交通障害に警戒し、局地的な大雪にも注意が必要です。

●2週目以降(2月6日~12日) 今シーズン最後の「寒波」到来か!?

立春を過ぎ、暦の上では春となる時期ですが、北海道はまだまだ冬の寒気が居座りそうです。冬型の気圧配置が平年より強く、上空の寒気も強まる期間がありそうです。年末年始に到来した「寒波」ほど長期化はしない予想ですが、それでも日本海側では平年より曇りや雪の日が多く、風雪が強まることもあるでしょう。まだまだ雪や風に対する注意は必要です。
また、全道的に気温は低めに経過します。真冬日となって寒さの厳しい日が多く、特に晴れる日が多くなりそうな太平洋側東部などでは、内陸を中心に朝晩の冷え込みがかなり強まりそうです。体調を崩さないように十分注意してください。

●3~4週目(2月13日~26日) ゆっくりと春へ…?

冬型の気圧配置の強さは平年並みで、気温も全道的に平年並みとなるでしょう。日中はプラスの気温となる日も増えてくる見込みです。季節の歩みを感じられそうですが、積雪の多い地域では落雪やなだれに注意が必要となります。なお、まだまだ朝晩は氷点下の冷え込みとなるため、1日の中での路面状況は変わりやすくなりそうです。

●桜開花予想 北海道への上陸は早め

本日(28日)、日本気象協会が第1回目となる「桜の開花予想」を発表しました。3月から4月にかけての気温は平年並みか高い予想となっており、そのため北海道への桜前線の上陸は平年より1週間ほど早い予想となっています。主な都市の開花予想は函館4月24日、札幌4月26日、室蘭4月28日、釧路5月10日です。

情報提供元: tenki.jp日直予報士