土日は冬の天気分布。晴れる所も風が冷たいでしょう。その先、気温は日に日に高くなり、来週中頃からは4月並みの所が多くなりそうです。



●土日は冬の天気分布


あす8日(土)と9日(日)は冬型の気圧配置。先日ほどの大雪にはならないものの、日本海側は広く雪が降ります。

【天気】北海道と東北は日本海側を中心に雪。特に、8日夜~9日朝は、大雪の目安となる寒気(上空5000m付近でマイナス36度以下)が流れ込み、雪の降り方が強まるでしょう。ふぶく所もありそうです。北陸から山陰も雨や雪が降ったりやんだり。平地では、日中は広く雨となりますが、気温の下がる朝晩は積雪や凍結に注意が必要です。関東から西の太平洋側と九州はおおむね晴れ。雲が主役の沖縄も、日の差す時間はありそうです。

【気温】土日とも、全国的に平年並みかやや低い予想。北よりの風がときおり強まり、実際の気温よりも体感温度はさらに下がります。晴れる所でも、マフラーや手袋が役に立ちそうです。


●その先 気温は上昇傾向


【天気】10日(月)~12日(水)の日中にかけては、日本海側の雪や雨も次第にやんで広く晴れるでしょう。その先は前線や低気圧が西から近づきます。12日(水)夜~14日(金)は、九州から東北にかけて天気が崩れるでしょう。ただ、東北も、降るものは雪ではなく雨の所が多くなりそうです。

【気温】南からの暖かい空気が流れ込みやすい状況に。寒さは和らぎ、気温は日ごとに少しずつ高くなるでしょう。12日(水)以降は広い範囲で3月下旬から4月中旬並みに。北海道もプラスの気温となり、東北や北陸は10度を超える所が多くなりそうです。関東から西は15度~20度まで上がり、日中は厚手のコートがいらないほどになるでしょう。

なお、きのう(6日)に気象庁から発表された1か月予報によると、その先3月の初めにかけて、全国的に気温が平年より高い傾向に。この暖かさで、例年より早いペースでスギ花粉の飛散が本格化しそうです。花粉症のかた、万全の対策を心がけてください。


情報提供元: tenki.jp日直予報士