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ふたご座流星群が15日未明にピークを迎えます。しかし今年は満月直後の月明かりの影響を大きく受けるため、悪い条件での観察となります。月明かりの中での流れ星を観察するために、いくつかの工夫をして臨みましょう。
●満月過ぎの 月明かりが邪魔
お盆の頃のペルセウス座流星群、年明けのしぶんぎ座流星群と合わせて、三大流星群と呼ばれる「ふたご座流星群」が15日明け方にかけてピークを迎えます。
しかし今年はほぼ一晩中、満月直後の月明かりの影響を大きく受けます。月は、流れ星が流れる中心(放射点)に近い位置にあり、深夜には空高い位置で南の夜空を中心に明るく照らしてしまいます。
観察の条件としては悪いですが、それでもピーク頃には、1時間に15個ほどの流れ星が見られるチャンスがありそうです。
●月夜に流れ星を見る際の工夫
それでは月明かりの中、流れ星を観察するいくつかの工夫をしてみましょう。
◎できるだけ空が開けた場所で。
「ふたご座流星群」という名前は、四方八方に流れる流れ星の中心がふたご座にある、ということに由来します。
ただ実際は空のどの方向にも流れますので、ふたご座の方向にこだわらなくてもよく、あちこち方向を変えて観察するのに広く空が見渡せる場所が適しています。
◎月明かりを避け、目を暗さに慣れさせる。
明るい月を背にして月と反対側の空を眺めるようにしたり、月が高い場所にある時は低い位置の空を観察するなど、月の明かりがなるべく視野に入らないようにしましょう。
また目を暗さに慣れさせると、より流れ星を見つけやすくなります。目が暗さに慣れる(暗順応)のには少し時間がかかります。少なくとも15分くらいは暗い空を眺めながら流れ星を待ちましょう。
◎もちろんしっかりとした防寒対策を。
冬の夜は足元からも寒さがやってきます。襟元や袖口から冷たい風が入らないようにするのはもちろん、足元も冷たさを感じないようにするなど、しっかりとした寒さ対策を心掛けましょう。寒さを感じてきたら、無理をしないで暖かい場所に移動しましょう。
●さて気になる天気は!?
北海道付近は日付の変わる頃にかけて気圧の谷が通過します。
日本海側やオホーツク海側は雪雲が広がりやすくなりそうで、雲の切れ間に期待したいところです。
一方、太平洋側は、次第に西の地方から晴れてくる所が多くなりそうです。日付が変わる頃には観察のチャンスがあるでしょう。