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11月なのにまだ台風の影響がでています。台風27号は今夜(22日)にかけて石垣島や宮古島など先島諸島にかなり接近するでしょう。台風はその後、低気圧に変わりますが、西日本の太平洋側でも大雨の恐れがあります。
●台風27号 かなり接近
11月も下旬ですが、まだ列島は台風の影響を受けています。台風27号は宮古島の南を北上しています。今夜(22日)にかけて石垣島や宮古島など先島諸島にかなり接近するでしょう。11月以降に沖縄に台風が影響を与えるのは2004年台風27号以来、15年ぶりのことです。(2018年11月は台風28号が大東島地方に接近しましたが、雨や風などの影響は小さくすみました。)
今日(22日)は、石垣島地方や宮古島地方の海域ではうねりを伴って大しけとなっています。海岸付近には近づかないようにして下さい。また、非常に強い風も吹き、あす(23日)にかけて風の強い状態が続くでしょう。沖縄本島地方や大東島地方でもしけや波の高い状態が続きますので、高波に注意が必要です。
また、石垣島地方や宮古島地方、沖縄本島地方では1時間に40ミリの激しい雨の降る所もあるでしょう。あす(23日)正午までの24時間に予想される雨量は多い所で、沖縄本島地方で100ミリ、宮古島地方で150ミリ、石垣島地方で100ミリの予想です。低い土地の浸水や道路の冠水、河川の増水、土砂災害に注意が必要です。大気の状態が不安定なため、落雷や竜巻などの激しい突風の起こる恐れもあります。tenki.jpの豪雨レーダーなどをチェックし、発達した積乱雲が近づく兆しがある場合は建物の中に移動するようにしましょう。
●台風が熱帯低気圧に変わっても 西日本で大雨に注意
台風27号はあす(23日)には熱帯低気圧に変わる予想です。中心付近の風は弱まりますが、熱帯由来の暖かく湿った空気を運び込むでしょう。24日(日)頃は西日本の太平洋側にも活発な雨雲がかかり、大雨となる恐れもあります。最新の気象情報にご注意下さい。