台風18号は日本海へ。熱帯由来の暖かく湿った空気が流れ込み、2日(水)から3日(木)は九州から近畿で非常に激しい雨や激しい雨の所も。4日(金)は東海、北陸、関東でも雨脚が強まりそうです。その後、強雨エリアは東北や北海道へ。



●台風18号 日本海へ


台風18号は東シナ海から朝鮮半島付近を進んだあと、3日(木)に日本海に進んで温帯低気圧に変わる予想です。4日(金)午後から5日(土)にかけて台風から変わる低気圧が北日本付近を通過するでしょう。温帯低気圧に変わりますが、構造が変わるだけで、熱帯由来の暖かく湿った空気を運び込むので注意が必要です。


●本州付近での注意ポイント


2日(水)から3日(木)は西日本に暖かく湿った空気が流れ込むでしょう。特に九州北部や四国で雨脚が強まり、雷を伴って非常に激しい雨や激しい雨の降る所もあるでしょう。雨量が多くなり、大雨の恐れもあります。九州北部では風も強まるでしょう。九州南部や中国から近畿でも大気の状態が不安定になり、所々に発達した雨雲がかかりそうです。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意、警戒が必要です。

4日(金)は強雨エリアが東へ移り、東海や関東、北陸で雨が強まりそうです。4日(金)夜から5日(土)は東北や北海道に台風から変わる低気圧本体の雨雲がかかり、広く雨が降るでしょう。雨量が多くなる恐れがあります。沿岸部を中心に風も強まり、横殴りの雨の所もあるでしょう。最新の気象情報にご注意下さい。


●台風から変わる低気圧の通過後はヒンヤリ空気も


台風から変わる低気圧が北日本付近を通過すると、北から寒気が流れ込んでくるでしょう。6日(日)以降は旭川や札幌など北海道では最低気温が10度以下になる日もあり、暖房が欲しいくらいになりそうです。東北でも15度を下回り、冷えるでしょう。関東から九州でも20度以下となり、涼しい空気に包まれそうです。10月に入っても季節外れの暑さが続いていますが、6日(日)以降は日中の気温が30度を超すような暑さは収まるでしょう。


情報提供元: tenki.jp日直予報士