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本日12日(火)、気象庁は、阿蘇山の火山活動が高まっているとして、阿蘇山の噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)に引き上げました。火口からおおむね1キロの範囲では噴火に伴う大きな噴石に警戒を。
●噴火警報
本日12日(火)、気象庁は、阿蘇山の噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げました。気象台によると、阿蘇山では2月上旬頃から振幅がやや大きくなっていた火山性微動が、昨夜(11日)からさらに大きくなったということです。また火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は2月以降、やや多い状態が続いています。火山活動が高まり、火口からおおむね1キロの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性があるということです。
中岳第一火口からおおむね1キロの範囲では大きな噴石や火砕流に警戒するとともに、風下側では火山灰だけでなく、小さな噴石は風に流されて降る恐れがありますので注意が必要です。また火山ガスにもご注意ください。地元の自治体などの指示に従い、危険な地域には立ち入らないようにしてください。
●噴火警戒レベルの説明
【レベル5(避難)】:危険な居住地域からの避難等が必要。
【レベル4(避難準備)】:警戒が必要な居住地域での避難の準備、要配慮者の避難等が必要。
【レベル3(入山規制)】:登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制等。状況に応じて要配慮者の避難準備等。
【レベル2(火口周辺規制)】:火口周辺への立入規制等。
【レベル1(活火山であることに留意)】:状況に応じて火口内への立入規制等。
(注:避難や規制の対象地域は、地域の状況や火山活動状況により異なる)