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北海道ではここ数日大雪が続いており、場所によっては記録的な大雪となっています。
今日(30日)午前1時までの48時間に、空知地方の夕張では101センチの降雪を観測し、統計史上1位の大雪となりました。
今日も午前11時現在、根室北部に大雪警報が発表されており、大雪が続きます。また、札幌や千歳周辺でも雪が強まる恐れがあり、交通機関への影響も出るかもしれません。
●2日で1メートル超の雪に
北海道付近は強い冬型の気圧配置が続き、日本海側を中心に強い雪や吹雪となりました。
空知地方の夕張では28日午前1時から今日の午前1時までの48時間で101センチの雪が降り、48時間で降った雪の量としては、年間を通しての記録を更新するほどのドカ雪となりました。
また、昨日一日で降った雪の量54センチ、今日午前1時時点での積雪137センチは、ともに12月の統計史上1位の記録となっています。
●今日は雪の中心が変わる
今日は昨日までと風向きが変わり、北から北西の風によって雪雲が運ばれます。そのため、これまで大雪となった所とは別の場所でも雪が強まる恐れがあります。
午前11時現在、根室北部の中標津町、標津町、羅臼町に大雪警報が発表されています。これらの地域では昨日一昨日の2日間での雪は、羅臼町で計12センチ、中標津町ではわずか1センチしか降っておらず、ここ数日は雪は弱く経過しています。(標津町は雪の観測をしていません)
しかし、今日は夜のはじめ頃にかけてをピークに雪が強まり、明日午前9時までの24時間で最大50センチの大雪が予想されています。大雪による交通障害に警戒が必要になります。
日本海側の地域でも活発な雪雲が断続的に入っていますが、昨日までの東西の雲の流れとは異なり、今日は南北にのびる形で雪雲が発達し、流れ込んでいます。
そのため、今日は夕張周辺よりも札幌や千歳方面で雪が強まる可能性が高く、夕方までに予想される12時間降雪量は最大で平地でも20センチから30センチと、大雪の恐れがあります。
空の便をはじめ帰省の足に影響が出るかもしれません。交通情報も合わせて最新の情報を確認し、事故などのないよう十分お気を付けください。