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今日(10日)の北海道は昨日(9日)から上空に流れ込んだ寒気の影響で朝は各地で冷え込みが強まり、道内の最低気温は宗谷地方の稚内市沼川で氷点下2.1度まで下がりました。
また、最も冷え込みが弱かった檜山地方の奥尻や渡島地方の松前でも最低気温は10.0度。道内全地点で最低気温が10度以下になるのは、6月としては2010年以来8年ぶりの冷え込みとなりました。
●道内99%が平年より強い冷え込み
今朝の北海道は、昨日から上空に流れ込んだ寒気の影響や放射冷却によって各地で気温が低くなりました。
宗谷地方の稚内市沼川など道内12地点で最低気温が0度を下回り、最も高かった奥尻や松前でも10.0度まで下がるなど、全道的な冷え込みとなりました。
今朝の最低気温は、根室市納沙布で平年より0.5度高い6.8度となった他は全ての地点で平年より低い最低気温となっています。
6月の北海道で氷点下の気温を観測するのは平均で年に1~2回ありますが、全道的に冷え込みが強まるのは珍しく、6月に道内の観測地点すべてが最低気温10度以下になるのは、2010年6月1日以来8年ぶりのことです。
●この先も低めの気温が続く
明日(11日)以降も上空には寒気が入りやすく、平年よりも気温は低くなりそうです。最低気温は道北や道東を中心に一桁、最高気温も20度に届かない日が多く、体調管理にはこの先も注意が必要です。
また、火曜日頃は台風5号から変わる見込みの温帯低気圧の影響で雨や風が強まる恐れがあります。体感的な寒さが強まるだけではなく、北海道内で100ミリを超える大雨になる地域もある見込みで、大雨による土砂災害や低い土地への浸水、河川の増水などにも十分な注意が必要となります。今後も最新の気象情報を確認するようにして下さい。