あすは九州から北海道まで晴れ。暑すぎず、寒すぎず、清々しい陽気。新緑の香りを運ぶ風、やや強め。



●「青嵐」を実感できそう


今年の5月は「暑すぎる」と感じる日があったり、たった一日で季節が数カ月も逆戻りして激しい寒暖差になる日があったり、体にこたえますね。

あす(20日:日曜)は九州から北海道まで晴れて、暑すぎず、寒すぎず、清々しい陽気の所が多くなりそうです。行楽に最適で、窓を開けてのドライブも心地よく感じられるでしょう。

5月に吹くそよ風を「薫風(くんぷう)」と呼びます。草木のかおりを運ぶ心地よい風を表しています。「薫風」よりもやや強い風で「青嵐(あおあらし・せいらん)」という言葉もあります。あす(20日:日曜)は全国的に北寄りの風がやや強めに吹いて、「青嵐」を実感できる所が多くなりそうです。

【気圧配置】

前線が日本の南海上まで離れ、本州付近は日本海に中心を持つ高気圧に覆われるでしょう。

【全国のあす(20日:日曜)の天気】

前線に近い沖縄は雲の多い天気で夕方以降は雨が降るでしょう。局地的にカミナリを伴って雨脚が強まるため、雨の降り方にお気をつけ下さい。九州、中国、四国、近畿、東海、関東は朝から晴れるでしょう。日差しが強いため、散歩やピクニック、スポーツなど、屋外で長い時間を過ごされる方は万全な紫外線対策をした方が良さそうです。北陸や甲信、東北は朝は雲が多いですが、昼前から晴れてくるでしょう。東北北部で記録的な大雨となった地域では晴れても引き続き土砂災害に注意が必要です。北海道は晴れる見込みです。全国的に北寄りの風がやや強まるため、洗濯物を外に干す際は飛ばされないようにお気をつけ下さい。

【全国のあす(20日:日曜)の最高気温】

沖縄は30度くらいまで上がり、蒸し暑いでしょう。九州や四国、山陽は25度前後でしょう。体を動かすと汗ばむくらいですが、乾いた空気に覆われるため、日陰では風が心地よく感じられそうです。近畿や東海、関東甲信は20度を少し上回るくらいで、暑すぎず寒すぎず、清々しい陽気でしょう。山陰や北陸、東北も20度くらいまで上がり、比較的過ごしやすい陽気になりそうです。北海道の日本海側や太平洋側は17度前後で、きょう(19日:土曜)のようなヒンヤリ感は解消するでしょう。ただ、宗谷からオホーツク海側にかけては10度くらいまでしか上がらないため、引き続き暖かくしてお過ごし下さい。


情報提供元: tenki.jp日直予報士