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●雪深い北海道
日本海側では平年の1・5倍ほどの積雪となっており、正午時現在、上川地方の音威子府(おといねっぷ)249㎝、幌加内291㎝、滝川152㎝と、昨冬までの1位の値以上の雪が積もっています。さらに、道南では平年の2倍~3倍の雪が積もっており、檜山地方の厚沢部町鶉(あっさぶちょううずら)の積雪は157㎝です。
今冬の道内は、2月14日午後3時に上川地方の幌加内で積雪が301㎝となりました。道内で300㎝以上の積雪を観測するのは3度目で、1982年3月10日に幌加内町朱鞠内で311㎝を観測して以来、36年ぶりでした。なお、これまでに道内で最も多い積雪となったのは312㎝で、1970年3月25日に後志地方の倶知安で観測されました。
●記録的な雪深さになる!?
今日の道内は冬型の気圧配置で、上空には寒気が居座ります。日本海側を中心に雪が降りやすく、沿岸を中心にふぶく恐れがあります。宗谷や留萌、上川や空知地方など夕方にかけての12時間降雪量は局地的に15~20㎝となります。
明日以降も冬型の気圧配置や低気圧の通過で、日本海側を中心に雪の降る日が続くでしょう。上川地方の幌加内では再び積雪が300㎝を超え、これまでに道内で最も多い積雪312㎝を超える記録的な積雪となる恐れがあります。
なだれや屋根からの落雪などには十分な注意が必要です。除雪中に事故にあわないためにも二人以上で行うなど対策が必要です。寒さが緩む23日頃は、特に注意して下さい。