今日(30日)オホーツク海側の紋別で流氷初日となりました。オホーツク海では、本格的な流氷観光の季節到来です。


●紋別で流氷初日


冬型の気圧配置の日が多く、オホーツク海南部の流氷は1月に入って南下が早まりました。

先日28日に網走地方気象台で流氷初日となったのに次いで、今日、独自観測を続けている紋別でも流氷初日が観測されました。昨年より4日遅く、平年より7日遅い観測です。

流氷初日とは陸地から海面に流氷が見えた最初の日で、11時現在、沖合10キロメートルから20キロメートル付近にあります。

また、今朝は東部を中心に放射冷却の影響で今シーズン一番の冷え込みとなり、紋別でも-13.4度と今季一番寒い朝を迎えました。

陸地の空気が冷やされ、その空気が相対的に暖かい海面上に流れ込み、海上に霧が発生する「けあらし」も発生しました。


●今後の流氷の見通し


明日(31日)は西よりの風が吹くため、流氷の動きに大きな変化はないですが、知床半島に近づく見込みです。

その後は、北風の吹きやすい日が多くなるため、順調に海岸へ近づくでしょう。

紋別では「流氷砕氷観光船ガリンコ号Ⅱ」が、網走では「網走流氷観光砕氷船おーろら」がそれぞれ運行しています。

オホーツクでは流氷の観光シーズン本番を迎えています。ぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。

情報提供元: tenki.jp日直予報士