- 週間ランキング
●三大流星群のひとつ「しぶんぎ座流星群」
「しぶんぎ座流星群」は、8月の「ペルセウス座流星群」、12月の「ふたご座流星群」と並ぶ三大流星群の一つで、毎年、年明け早々のおめでたい季節に楽しめる流星群です。冬の星座として有名な「北斗七星」の“ひしゃくの柄”の先端あたりが放射点(流星群が流れてくる空の1点)になります。
今年の「しぶんぎ座流星群」の極大(流星群が最も活発に活動すること)は、あす(4日)の朝5時頃。満月の、しかもスーパームーンの2日後というタイミングで、明るい月が夜空を照らしているため、観察できる流れ星の数は少なくなりそうです。ただ条件の良い場所では、あす(4日)の未明から明け方にかけて、1時間に15個程度は楽しむことが出来そうです。月を直接視界に入れないようにしながら、北東方向を中心に空を広く見渡して、今年最初のお願い事をしてみましょう。流れ星を見ることができたら、今年は良い一年になるかもしれませんね。
●流れ星を見る3つのポイント
①照明が少なく、できるだけ「空が暗い所」を選ぶ
街灯や家の明かりなどは、流れ星の光を邪魔してしまいます。明るい所だと、空を見上げても、せっかくの流れ星の光を見つけにくくなってしまうので、できるだけ空が暗い所を選びましょう。
②できるだけ「空が広く見渡せる所」を選ぶ
「しぶんぎ座流星群」の放射点は、北東の空ですが、空全体を、より広く見渡している方が、より多くの流れ星を見られる可能性が高くなります。建物などに邪魔されないよう、できるだけ空が広く見渡せる所を探しましょう。
③目を暗さに慣らす
明るい室内から、急に暗い夜空を見ても、目が暗さに慣れていません。せっかくの流れ星を、ちゃんと見られるよう、目が暗さに慣れるまで、しばらくは外で待つのがおススメです。 ただし、極大の午前5時ごろは、一日の中で最も気温の低い時間帯ですので、防寒対策をしっかりとして観察しましょう。
●気になるお天気は?
あす(4日)の朝は、北海道と、東北の日本海側から山陰にかけては曇り空で、雪や雨の降る所もあるでしょう。九州北部も雲が多く、流星群は雲の向こう側となってしまいそうです。太平洋側は、東北北部は雲が広がりますが、東北南部と関東、東海、近畿はおおむね晴れて、流れ星を見られるチャンスがありそうです。山陽と四国は雲の間から星の流れる様子が見られるかもしれません。九州南部と沖縄は晴れる所が多くなり、夜明け前の流星を見ることが出来そうです。