きょう(14日)午前8時23分頃、霧島山の新燃岳が再び噴火し、噴煙が11日の噴火以降最も高い2300メートルまで上がりました。新燃岳では活発な火山活動が続いており、火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒が必要です。


●噴煙は2300mまで上がる


先日11日に噴火が発生した霧島山の新燃岳で、きょう(14日)午前8時23分頃、再び噴火が発生しました。噴煙は11日の噴火以降最も高い火口縁上2300mまで上がりました。噴煙は北東側へ流れ、火山灰が山の北東側を中心に降ると予想されています。

きょう14日午後3時までに予想される降灰量は、多いところで以下の通りです。

・多量

宮崎県:小林市

鹿児島県:霧島市

・やや多量

宮崎県:高原町

・少量

熊本県:多良木町、湯前町、水上村、あさぎり町

宮崎県:都城市、延岡市、日向市、西都市、えびの市、国富町、綾町、西米良村、木城町、都農町、門川町、諸塚村、椎葉村、美郷町

鹿児島県:曽於市、湧水町

多量の降灰が予想される範囲内では、不要な外出や車の運転を控えてください。やや多量の降灰が予想される範囲内では、傘やマスク等で防灰対策をして、徐行運転を心掛けてください。


●活発な火山活動が継続


霧島山(新燃岳)は火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続中です。新燃岳では活発な火山活動が続いており、火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒が必要です。噴火時には、風下側で火山灰だけでなく小さな噴石(火山れき)が風に流されて降るおそれがあるため注意をして下さい。 また、爆発的噴火に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意が必要です。降雨時には、土石流にも注意をして下さい。

情報提供元: tenki.jp日直予報士