北海道の大雪山系黒岳では、28日7時19分に初雪が降り、昨年より6日早い観測となりました。北海道付近は27日昼過ぎから28日朝にかけて寒冷前線が通過し、上空には10月中旬並みの強い寒気が流れ込みました。全道的に雨が降り、標高1984メートルある黒岳では、雨が雪に変わりました。


28日朝、黒岳では(株)りんゆう観光さんが現地で初雪を観測をしました。道内では札幌管区気象台(手稲山)や旭川地方気象台(旭岳)など7ヶ所の気象台で初冠雪の観測を行っています。気象台の場合は、地上からの山頂が白く見えるかどうかを観測するため、山に雲がかかっていると雪が降っていても確認できないことがあります。一方、黒岳の場合は、毎年、ロープウェイの運行をしている(株)りんゆう観光の独自観測のため、現地で天気の確認により、雪が降ったことがわかりました。現在、黒岳は紅葉の季節。5合目からふもとにかけて、見頃となっているようです。これからは、山頂が雪化粧をした山々と紅葉のコラボレーションも楽しむことができそうです。

情報提供元: tenki.jp日直予報士