今夜(27日)、南西の空で半円形の月と土星が接近します。この時期は、土星も肉眼で見ることができます。


●月と土星の見え方は?


今夜(27日)は、月と土星が接近して見えます。方角は南西の空。今日(27日)の月は、上弦の一日前ということで、半月に近い形をしています。そして、その月の右下に土星が見えます。土星の明るさは約0等級と明るいので、高度はやや低めですが、街中でも肉眼で見つけられます。

今年(2017年)の土星は、さそり座の北、へびつかい座の近くにあります。6月~9月頃に観察しやすく、10月中旬頃までは見ることができます。(10月下旬以降は太陽に近づいて見えにくくなり、その後来年の1月中旬頃から明け方の東の空で見えるようになります。)また、環の見え方は土星の傾きによって変化しますが、今年は環が大きく開き、見やすくなっているようです。


●今夜の天気は?


残念ながら、今夜は前線を伴った低気圧の影響で全国の広い範囲が雨雲に覆われそうです。関東と北海道の東部は、日没の時刻から夜9時頃まではまだ雨が降らない見込みですが、雲の切れ間から月は見えたとしても、土星を見つけるのは難しそうです。

ただ、この先10月にかけても、まだまだ土星を見られるチャンスはあります。今後は日没前の夕方頃が最も高度が高いので、空が暗くなったら早めに空を見上げてみましょう。

情報提供元: tenki.jp日直予報士