今日(2日)午前9時現在、小笠原諸島付近にあって、1時間に15kmの速さで北東に進んでいる台風15号。このあと速度を上げて北上し、明日にかけて北海道に近づく見込みです。北海道に予報円はかかっていませんが、台風の速度が速くなるため急に雨や風が強まるおそれがあり注意が必要です。


●高波や強風に注意


今日(2日)の道内は、日中は晴れ間の出る所もあり、天気の大きな崩れはありません。ただ、今夜は釧路や根室地方など太平洋側東部の沿岸で雨が降り出し、明日(3日)にかけて太平洋側東部やオホーツク海側で断続的に雨となります。日付が変わるころからは風も強まり、横から吹き付けるような降り方となりそうです。明日明け方までの24時間に予想される雨量は、根室地方で60ミリと局地的にまとまった雨量となる見込みです。土砂災害や川の増水などに注意が必要です。明日予想される風は、​太平洋側東部の陸上で最大風速は18メートル、最大瞬間風速は30メートルで、風に向かって歩けなくなり、転倒する人も出るほどの強風が吹く見込みです。また、台風の接近により波も高くなります。明日にかけて太平洋側やオホーツク海側の海域では4メートルから5メートルとしけて、太平洋側ではうねりを伴います。うねりを伴うと白波が立ちにくく、沿岸付近で急に波が高くなるおそれがあります。釣りをしに行くなど海には近づかないようにして下さい。

情報提供元: tenki.jp日直予報士