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●熱中症救急搬送者数6369人(速報値)
総務省消防庁によりますと、先週(7月17日~23日)、熱中症で救急搬送された人の数は全国で6369人と、昨年の同じ時期のおよそ1.6倍でした。都道府県別で最も救急搬送者数が多かったのが福岡県で485人、次いで大阪府で423人、東京都で417人でした。7月19日頃に中国、四国から関東で、7月20日頃に九州北部で梅雨明けし、先週は夏空の広がる日が多くなりました。福岡市では35度前後まで気温の上がる日が多く、大阪市では19日から22日まで4日連続の猛暑日を観測。東京都心も17日には今年初めて猛暑日となり、その後も厳しい暑さが続きました。
●今年の7月 蒸し暑い
上の表の通り、7月の日本列島は厳しい暑さに見舞われ、熱中症の救急搬送者数が急増しています。また、暑さだけでなく、今年は湿気も多く、蒸し暑い日が多くなっています。東京の7月1日から24日までの平均の露点温度(空気に含まれている水蒸気を表す値)は2011年以降で最も高くなっており、汗が乾きにくいような不快な暑さの日が多くなっています。
今週も西日本や東日本を中心に体にこたえる蒸し暑さが続く見込みです。熱中症には十分にご注意下さい。