今朝(11日)の道内は、晴れて青空の広がった所が多くなりました。しかし、道央や道南方面から次第に薄雲がかかり、太陽の周りに「日暈(ひがさ)」が確認できました。日暈は、天気が崩れる前に見られることがあります。今日の道内は夜に雨の降りだす所が多くなる見込みです。


●日暈 いつ見られる?


薄いベールのような雲がかかった時に見られることがあります。この雲は「巻層雲」という種類で、上空5~13kmと、非常に高い所にかかる雲です。巻層雲は、低気圧の周りに発生します。そのため、日暈が見られたときは、低気圧が近づく=天気が崩れる、ということが言えるのです。


●夜から広く雨 明日は雪に


夜は道央や道南方面を中心に雨が降り出し、次第に降り方が強まるでしょう。風のやや強く吹く所が多く、傘の差しにくくなることもありそうです。日付が変わる頃から、石北峠や三国峠など、峠では雪に変わります。今はアスファルトの見えている峠も多いですが、再び積雪状態に変わっていく見込みです。さらに、明日の昼頃から、道央や道北などで平地でも湿った雪が降り出します。道央では雪の降り積もる可能性は低いですが、明日は札幌でも、みぞれとなる時間帯がある見込みです。一方、旭川や名寄など道北では明後日にかけて、平地でも再び積雪状態となる所があるでしょう。明日一日で降る雪の量は、5センチから10センチくらいで、湿った重たい雪のため雪かきも大変になりそうです。次第に風が強まり、道北や道央の沿岸では、ふぶきとなり、荒れた天気となる恐れがあるため、最新の気象情報をしっかりと確認するようにして下さい。

情報提供元: tenki.jp日直予報士