今日(10日)の道内は、日本海側を中心に雪となり、宗谷地方の中頓別では午後1時までの24時間に31センチと局地的に雪の量が多くなりました。明日も、北海道付近は冬型の気圧配置が続きます。さらに、上空には次第に今シーズン最強の寒気が流れ込むため、週末にかけて局地的に大雪となる恐れがあります。これまで雪の少なかった豪雪地帯の岩見沢など空知地方でも、雪の量が多くなりそうです。


●空知や後志、上川地方で大雪の恐れ


木曜日にかけて同じような風向きが続くため、一度雪が降り出すと中々やまない、という所が日本海側では多くなります。特に雪の量が多くなるのは空知や後志、上川地方で、木曜日にかけて20センチ前後の雪が続くでしょう。週末にかけて降る雪の量は、合計で50センチを超える所も出てくる見込みです。今シーズンはまだ、平年より雪の少ない空知地方の岩見沢でも、一気に雪の増える恐れがあります。大雪による交通障害や雪かき中の事故にも注意が必要です。雪かきに追われて、買い物に出かけられないかもしれません。今日の午後も風が強く、穏やかな天気とは言えませんが、週末まで持つくらいの食料やストーブの灯油など、準備をしておいたほうが安心です。札幌に関しては木曜日まで雪の量は少ないですが、金曜日は降り方が強まります。札幌でも週末は雪かきが必要になるでしょう。


●明日の日中は今シーズン一番の寒さに


北海道の上空1500メートル付近には、数年に一度レベルの強い寒気が流れ込みます。その影響で、明日の道内の最高気温は、全般に氷点下6度前後までしか上がらず、厳しい寒さとなる見込みです。札幌も氷点下7度の予想です。札幌で最高気温が氷点下7度となると、2010年以来、7年ぶりとなります。内陸を中心に日中でも水道凍結の恐れがあるため注意が必要です。

情報提供元: tenki.jp日直予報士