【阪神】劇的弾の大山悠輔が発した言葉の意味「勝ちにつなげてくれて感謝」隙を見せない矜恃示す
<DeNA-阪神>◇27日◇横浜
優勝マジック14の阪神が4連勝を目指す。前日26日の初戦で9回に2点差をひっくり返した勢いを持ち込みたい。
26日に決勝の逆転2ランを放った大山悠輔内野手(30)の珍しいガッツポーズと、それに関するコメントが話題になっている。
0-2の9回に1点を返し、なお2死一塁で右越えに殊勲の1発。一塁ベースを蹴ったあたりで右手を大きく突き上げた。
ヒーローインタビューで大山は「スコアラーさんを含め、いろいろな方の助けがあってあの一打があったと思う。チーム全員の一打だったと思います。入ってくれてよかったです」といつも通り謙虚に話した。
さらに、それに続く言葉が虎党を感心させた。ガッツポーズについて振られると「ちょっと反省ですね。まだ試合が終わっていなかったので、試合が終わってからするべきでしたし。あの一打を勝ちにつなげてくれたチーム全員に感謝したいです」と話した。
逆転したあとの9回裏は薄氷を踏むような守りだった。リードは1点。1死満塁の大ピンチで小幡竜平(24)がライナーを好捕しなければ同点、または逆転サヨナラを食らっていた可能性もあった。
勝負はゲタをはくまで分からない。反射的なアクションとはいえ、試合終了を迎えるまで気を緩めない大山らしい反省だった。