【DeNA】入江大生、悪夢の逆転負けに呆然「力不足、知識不足、野球勘の鈍さ、経験値、全てに」
<DeNA2-3阪神>◇26日◇横浜
3位のDeNAが、目を覆いたくなるような悪夢の敗戦で首位の阪神に逆転負けを喫した。
1点リードの9回2死一塁、マウンドにはこの日が27歳の誕生日を迎えたDeNA入江大生投手(27)。勝利まであとアウト1つの中、阪神大山に痛恨の逆転2ランを浴びた。
大山が放った打球は、悲鳴、落胆、沈黙、さまざまな思いを抱いたDeNAファンで埋まった右翼席最前列に飛び込んだ。
入江がぼうぜんと打球を見つめる中、大山はダイヤモンドを1周。三浦大輔監督(51)が交代を告げるまでの約30秒間、1歩も動けずに立ち止まった。
試合後、入江は「やっぱり最後のアウトを3つ取るっていうのは簡単なことじゃないです。力不足もありますし、知識不足、野球勘の鈍さ、経験値、全てにおいて、今日は反省するところがいっぱいあるなっていうふうには感じます」と悔しさをにじませた。
阪神戦は、4勝11敗2分けと大きく負け越し、ゲーム差は今季最大の16・5ゲーム差に拡大。2位巨人との差は2・5差のままだが、4位広島に2ゲーム差に迫られた。